UREI model 1620 MUSIC MIXER

UREI(ユーレイ、ウーレイ):Universal Recording Electronics Industries

ハウスミュージックの発展に寄与し、いまだに多くのDJやクラブに支持されているミキサー。

社名からもして、もともとは、小規模なスタジオやステージ用に開発されたミキサーと思われるが、シンプルな回路により素直な音がするため、DJに転用されたものと思われます。

DJの現場ではまず使用しないマイク入力がその名残でしょう。 当然、昔の機器であるためにレコードプレーヤー(ターンテーブル)を接続するためのフォノ入力を備えています。

また、ロータリー式のボリュームポッドも、フェーダー式とは違った操作の安定感があり、ロングミックスを行うハウスミュージックに最適なミキサーといえます。

※ この記事の内容は正確でない、または、時間の経過により現状とそぐわない可能性があります。正確な情報が必要な場合は、念のため文献などで確認してください。

回路図

サービスマニュアルの末尾に掲載されている。

回路図を元に修理や改造、クローンの製作も行うことができる。

回路の働き

フォノ入力(RIAAイコライザー)

RIAAカーブフィルタを使ったOPアンプ増幅回路

ミキサー(加算回路)

教科書通りのOPアンプ加算回路

トーンコントロール

High Pass Filter、Low Pass Filter

出力段

OPアンプとFETを使ったバッファ、トランスによるアンバランス:バランス信号変換

電源

トランスによる100V/200V切替、3端子レギュレータによる安定化 ±18V

簡単な改造

ヘッドホンジャックのLED照明(1620LE風)

メインボード裏側にLEDと電流制限抵抗を仕込む。

備考

  • 音量用ボリュームポッドはアルプス電気の特注品 RK27 RK40 であるらしい
  • ボリュームカーブはAタイプ(対数カーブ)。これがいわゆるミックス時のフィーリングに関わるものと思われる。
  • 左右のバランス用ボリュームはA/BまたはCTS製であるらしい。音量用に比べてあまりにも貧弱
  • 標準のトランス115Vを100Vで使用すると約15%ほど二次電圧が下がるが、三端子レギュレータで±18Vに安定化されているため、影響ないと思われる。

部品の交換

  • オペアンプとして、回路図では TL084 を指定しているが、ローノイズ版の TL074 へ変更するとよい
  • 古い電解コンデンサーは中の電解液が蒸発している可能性があるので、全て新品と交換するとよい
  • 抵抗器は金属皮膜(誤差1%)へ変更すると、熱雑音が減る
  • 一部、プリント基板パターンの細い部分があるので、補強しておくとよい(電源ライン)
  • レガシーな回路はIC化する(ヘッドホンアンプ、差動ラインドライバ等)
  • 電源は115V/230Vの切替式であるが、100V用のトロイダルトランスなどに変更しても良い

回路の省略

  • エフェクトループはほとんど使用しないので、中のコネクタにコード2本を半田付けしてショートしておく。(外付けのショートプラグが不要になる)
  • トーンコントロールも不要なら、回路を取り除きバイパスする。(不要な回路がなくなり、音質向上が見込める)

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urei1620.txt · 最終更新: 2009/03/06 13:05 by iseab


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